みんながみんな、適切な感情を気持ちよく表現してくれて、とても気持ちよかったんだ。全然まったく気持ちいい感情じゃないのに
気持ちいいなんて、不思議だなぁ。
私は怒ることがとても苦手で、だからこそなんかもしれない。
しょうがないな、とか、諦める方が楽、とか。怒ることってめちゃくちゃエネルギー要るって分かってて、意識的に避けてるのもあるけれど。
悲しさ、悔しさ、やるせなさ、全ての辛い感情をどっぷりたっぷりあらゆる演出と演技で盛り上げてくれて、めちゃめちゃ発散してくれた気がして。考えさせられる社会的メッセージも色々あったんだろうけど、それは一旦置いといて、気持ち良かった。
鬱々とした内容なのに、何故か心は晴れやかすっきり。面白かったー！犯人の同期が訳わからんのも、それはそれで良かった。変に寄り添わないでくれたおかげで、少年とスズにより寄り添えたから。
綾野剛と妻夫木聡の濃厚な絡みがあるなんて全く知らなくて、なんとも棚ぼたで、それだけでも見た価値あった、なんて、俗物ですんません。美しい終わりだったけどさー、直人も「言いたくない」、じゃなくてさ、「信じて」だったら、また少し変わったのかもね。ああ悲しい。ハピエンスピンオフ希望（台無し）。
