ユン

怒りのユンのネタバレレビュー・内容・結末

怒り(2016年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

思っていたよりしんどくはなかった〜

「信じる⇔疑う」というテーマでそれらいずれかに伴った怒り(信じていたのに裏切られた「怒り」、「疑った自分に対する「怒り」」)が生じるという感じなので、全員が何かに対して「怒り」を抱く話

以下、大西直人限界オタクによる遺言

直人がいつも同じ服を着ていることとか携帯を持っていないこととか、そういう彼を構成する一つ一つが全て意味を持っていて、そこまで自分の未来を覚悟しているのに、目の前にいるのはコンビニ弁当が袋の中で傾かないように必死に直しているような不器用な人間で今そこに生きているのに、なんだか居ないような気がして愛おしくも寂しい

葉山の墓地で海を見つめる視線が柔らかくて切なくて「一緒の墓に入るか」と言われても「別にいいけど」としか言えないのに「隣の墓に入るくらいはいいよね」と控えめな我儘をぽつりと溢す


追記(5/4)
直人って未来を覚悟しているのではなくて、諦めてるのかもしれない……。
「諦める」って表現は若干後悔のニュアンスというか、100%割り切れてない感じがするので、なので、その…オレンジを買い、皮を剥いています ビタミン
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