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怒りのrocのネタバレレビュー・内容・結末

怒り(2016年製作の映画)
1.8

このレビューはネタバレを含みます

この映画の肝となる最初の報道の事件から結末までの流れが悪すぎる。
夫婦を殺害した事件の真相が軽すぎる。夫婦を殺した犯人の自分なりのセオリーがなく、そこに納得感がない。サイコパスっぽくしようとしてるが、ほんまのサイコパスには自分なりのセオリーを持ってる。サイコパスを作り上げる脚本の人物設定が甘い。事件の真相がこの映画の大切な部分ではないにしろ、この事件を軸にしてるにしては浅すぎる。
大西直人の髪の毛を切るシーンで犯人っぽく見せたが、そのシーン必要か?直人が髪の毛を切る意味はないし、そこには犯人っぽくねって視聴者に思わせるだけ。
たまたま犯人と顔が似てる2人と犯人のたまたま感を演出しようとしすぎてる。
沖縄の米兵の問題はこの映画の副題なのか、それに対する沖縄県民の怒りという感情があるという表現なのか何伝えたいのか謎。

ただこれは全て監督の問題であり、俳優女優陣の演技力は非常に良かった。
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