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怒りの5のネタバレレビュー・内容・結末

怒り(2016年製作の映画)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

残酷だった。なにか考えさせられて余韻が抜けない作品。
人はみんな疑いながら、それでも誰かを信じようとしながら生きてる。愛する誰かを、自分のことを。
東京編、最初から最後まで心底信じてあげることが出来なかったこと。
千葉編、愛する娘を信じれなかったこと。愛する人を疑ってしまったこと。
沖縄編、愛する人に裏切られたこと。
信じるってすごく難しい。この人は絶対に信頼出来るなんて滅多に思えない。
それでも愛する人のことは絶対的に信頼していたいし、相手にも信頼してほしい。
だけどそれが本当に難しい。
作品自体も凄いけど役者陣の演技が素晴らしかった。なにより宮崎あおいの演技。痛々しくなるくらい愛子だった。沖縄オーディションで選ばれて初演技の子も、初めてに見えなかった。みんな、泣くのが物凄く上手い。
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