日本VS自然災害の化身
はじめてこの作品を見たのは中学生くらいでそのときはハリゴジ見たばっかでめちゃくちゃかっこいい怪獣たちを見せてくれるのかと勘違いしてて、国のお偉いさん方の議論シーンで退屈して途中でリタイアしてた
が、大学一年生になって映画もそれなりに本数を見た今だととんでもなく面白く感じた。特にあの頃面白く感じなかったあの政治家たちのがやがや感がたまらなくなってしまった
前半はゴジラの日本列島初上陸と政治家の会話劇をどちらかというとコメディ寄りに描かれていたが後半では一変、進化したゴジラの圧倒的な恐ろしさと現代日本の技術を集結させた、「生物として完成されすぎている個のゴジラVS欠点はあるが群れを成した時に真価が発揮される人間」の総力戦を見せつけられる。緩急がすごい
－1.0のゴジラは戦争と核戦争のメタファーとして描かれているが本作のゴジラは自然災害、津波や火災、震災などのメタファーとして描かれているなと感じた。
それゆえに避難するシーンがどの作品よりもリアルに描かれているし、蒲田君の登場シーンでは津波が発生しているし、ゴジラが熱線を吐いた後に活動停止するのは、ゴジラを地震として描き今後に余震、再びゴジラが活動を再開したときの恐怖感をあおっているなと感じた。
スマホで撮影したときのPOV視点と会話劇のリアルタイム感がドキュメンタリーっぽいなと。
蒲田くん可愛いって言い始めたやつ頭いかれてんのか
