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シン・ゴジラのopokoのレビュー・感想・評価

シン・ゴジラ(2016年製作の映画)
4.0
2023/12/09鑑賞、ANA機内

現在劇場公開中の、「ゴジラ-1.0」の事前勉強として視聴。全てのゴジラを観てからだと「-1.0」劇場公開終わりそうなので・・・(言い訳です)

ゴジラ物は全く見たことがなく、子供のころから怪獣が大暴れという印象。
名前が「ゴジラ」なので、なぜか「ゴリラ」のような風貌かと思っていたら、全然違うんだけど。。。というのが見てない者の印象です。

全く事前情報無く観たのですが、ゴジラが主役ではなく人間が主役だった。群像劇というか、場面場面で主役がいるような作品。

最初ゴジラが出てきた時、思った印象と違って、これはだめかもと思っていたら、進化前(幼虫?)だったんですね。
ゴジラという共通の課題に向かっていく姿が、みんなかっこよすぎる。

もともと長谷川博己は推しなんですが、
脇を固める平泉成、国村集としたベテラン勢がステキすぎる。

平泉成演じるババをひかされた、総理代行になった元農水大臣は、たんたんと職務をこなし、頭を下げていく姿は、阪神淡路大震災の時の当時の社民党の村山富市氏を思い出した。

国の存亡の危機に自衛隊登場というシナリオに私の涙腺は弱いみたい。
長谷川博己演じる矢口が、指令を依頼する際に自衛隊にお礼を言う際、国村隼演じる統合幕僚長が「お礼はいいです。仕事ですから」というところは、国を守る仕事にプライドを持っているところが、泣けてきた。

ただ・・・石原さとみはないわ~。もっと他の女優さんいるでしょ!

今回、柄本明御大が全て持ってくことはなかったのも良かったけど、なんだかちょっと寂しいかも。

そして、中村育二演じる防災担当大臣兼国家公安委員長が、自民党の甘利元幹事長に激似すぎると思ったのは私だけですか。

怪獣物ではない、ゴジラシリーズ遅ればせながらちゃんと観ようと思う。
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