「ゴジラより怖いのは、私たち人間ね」
ゴジラ-1.0を見たくなったので復習も兼ねて視聴。
当時、映画館で見た時はどちらかといえば
雰囲気で「おもろいな〜」って感じだったけど
改めて見返してみると
「そういう話をしていたのか」ってなりました。
いかんせん早口で難語を並べられるので
「理解する必要がある」部分と
「なんか、そういうのがあるのね」的な部分の
区別がつかない。
今回はしっかりとその辺の動きを
理解しながら見ることができた。
この作品のすごいところは
「もしゴジラが東京に上陸したら」の
あまりにもリアルな描写や政治機能を
散々見せられた後に
最後はあまりにも馬鹿げた(褒め言葉)
在来線爆弾やら血液凝固剤の経口投与で
ゴジラを凍結させるところだと思う。
周辺のビルを爆破してゴジラを
固定しようとしたり
電車をぶつけて足場を崩したり…
子供がおもちゃで遊んでる時の想像力
そのものである。
あの時は見えてなかった瓦礫や爆炎を
映像化したのだからおもろいに決まってる。
BGMも素晴らしい。
人智を超越した存在としてのゴジラを
表現するようなコーラスには
絶望と畏敬の念を感じさせ
それと対比するようなエヴァのBGMは
人間の叡智を結集する泥臭さを表現してる。
あのBGMが流れた瞬間、映画館で
一緒に見に行った人と思わず顔を見合わせた笑
庵野画角と呼びたくなる独特の画角は
印象に残る映像デザインという意味では
アニメだろうと実写だろうと関係ないと
気付かされました。
石原さとみがだいぶウザくておもろい。
