素晴らしいシミュレーション映画でした。
庵野監督らしい徹底した完璧主義。
いつものゴジラを想像していただけに、余計あの子供のゴジラの今までにないリアルな気持ち悪さが印象に残ります。スクリーンで観たら相当な迫力だったでしょう。
自衛隊が全面に出てくるということで、『フクシマ50』のような党派色の強い作品なのではないかと危惧しておりましたが、そんなこともなく
、むしろ官邸内でのやりとり等は『太陽の蓋』に近いものを感じます。
ただ、のっけから登場人物が矢継ぎ早に登場し、下の長ったらしい肩書きを読み終わらないうちに次の人が出てきたりと、細かすぎて誰が何の役割をやっているのか、素人には分かりにくいです。
鎌倉市在住者としては、『やったー！ゴジラが鎌倉にきてくれた！』という、御当地ソング的な変な嬉しさがありますね。
でも、あの鎌倉の山、どこをどうやって超えて行ったのかが気になります。
家から空を見上げて、真上を通って行ったのかと想像すると嬉しくもあり、恐ろしくもあります。
そしてあの防衛大臣…、そっくりですね。
