大輔

シン・ゴジラの大輔のレビュー・感想・評価

シン・ゴジラ(2016年製作の映画)
4.0
"誰も見たことがないゴジラ、上陸。"
STORY
人々が平穏に暮らす日本。ある日、東京都羽田沖で無人のプレジャーボートが発見されるがその近くで突如巨大な水蒸気爆発が発生し
その衝撃で東京湾アクアラインが浸水してしまう。これを受け、日本政府は各官僚を集めた緊急会議をはじめる。海底火山の噴火または大規模熱水噴出孔が原因だと結論づけるが
内閣官房副長官の矢口蘭堂だけが巨大不明生物によるものだと推測。周囲の人間はその仮説を笑い飛ばすも海面から出た巨大な尻尾がテレビに映ったことで巨大不明生物が上陸し、大きな被害をもたらす可能性を危惧した日本政府は矢口蘭堂をリーダーとした巨大不明生物特設災害対策本部 通称 巨災対〈キョサイタイ〉を設置。矢口は各省庁のエキスパートを集結させるが全員首を斜めに振らない曲者揃いだった。一方、アメリカから大統領特使のカヨコ・アン・パタースンが極秘裏に来日。彼女が持って来た資料に書かれていたのは日本を恐怖のどん底に陥れている巨大不明生物の情報だった。その名は、呉爾羅〈ゴジラ〉。いま、日本の存亡を懸けた戦いの幕が切って落とされた…。

樋口真嗣監督×庵野秀明脚本兼総監督の強力タッグで送る12年ぶりの東宝オリジナルゴジラ映画。
シン・ジャパン・ヒーローズ・ユニバースの第一作目となる本作は白組のCGと昔ながらのミニチュアを融合した映像は迫力満点。
リアリティにとことんこだわった無駄のない脚本と豪華俳優陣が繰り広げる超ハイスピード台詞の情報量や魅力的なゴジラのデザインが特撮ファンのみならず多くの観客を魅了させ、2016年を代表する映画となった。庵野総監督が愛する「仮面ライダー555/ファイズ」のオマージュも注目。やや癖が強いが特撮初心者にもおすすめの一本。
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