シン･ウルトラマン、シン･仮面ライダーは庵野の趣味全開でイマイチだったが、シン･ゴジラだけは他人に進めれるレベルで名作。
内閣、省庁、閣僚のいわゆる政治屋の動きはもちろん、単独で行動はできない自衛隊のシビリアンコントロールなどがかなり詳細に描かれており、「現代にもしゴジラが現れたら」というSFが違和感なく描写できている。内閣総辞職ビームや、日本の政治を皮肉ったセリフなど見どころも多数。
アメリカとの太平洋戦争もそうですけど、日本は戦力100あるうちの10くらいで一旦様子見みたいなのをやるのでジリ貧になって負けるのは国民性なんだなぁとしみじみしました。笑
何はともあれ、ゴジラの圧倒的絶望感とそれに立ち向かう日本の力強さを描いた名作です。
個人的には、ゴジラの血液凝固剤を大量量産する時に日本のプラント工場メーカーが「今俺たちがやらないでどうするんだ！」みたいなシーン入れてくれたらもっと熱かったですね。
