喜連川風連

シン・ゴジラの喜連川風連のレビュー・感想・評価

シン・ゴジラ(2016年製作の映画)
4.6
完全に邦画のsf映画ということで油断していた。
専門用語、オマージュが大量に散りばめられ、徹底したリアリズムに鳥肌がとまらない。
画面・画角も美しい。

1954年のゴジラが想起させたのは間違いなく空襲。第二次上陸は東京大空襲のときのものと同じ航路。

そして2016ゴジラのリアリティは3.11であり原発。ネット動画、デモ、ニコ動、混乱する各省庁がリアリティを持って感じるのは311があったからこそのもの。

恐怖と同時に謎の爽快感を感じたが、これがスペクタクルパニック映画のもっとも美味い成分なのかもしれない。
日常使う電車が突っ込むシーンに笑いが止まらない。

本年度邦画最高傑作。
日本最高のSFオタクが魅せた日本映画の気概!とくとご覧あれ!!
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