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シン・ゴジラのぉゅのレビュー・感想・評価

シン・ゴジラ(2016年製作の映画)
3.9
2020年 鑑賞
「ゴジラ FINAL WARS」以来約12年ぶりの日本のゴジラシリーズ。総監督・脚本は庵野秀明が、監督・特技監督は樋口真嗣が手掛けた作品。
政治色を前面に出した群像劇。巨大不明生物の出現をきっかけとして刻一刻と進行する危機的な大規模災害事象に対し、日本国政府をはじめとしてさまざまな国家機関に携わる者たちが各々の任をまっとうし、政治的配慮・思惑が錯綜する最中にて問題解決の糸口を模索する様子が描かれる。台詞の大半は、各分野で用いられる慣例上の職務口調を含む大量の専門用語で構成されるほか、頻繁な明朝体テロップの挿入による場面説明が逐一行われる。
また、この作品のゴジラのモーションキャプチャーを担当したのは、狂言師の野村萬斎さんで、このことは公開当日まで伏せられていたそう。 (from wikipedia)

「エヴァシリーズ」等の庵野監督っぽい明朝体のテロップ、録画を思わせる映像、鷺巣さんの音楽。ゴジラ&鷺巣さんのハイブリット音楽、ぶち上がり!
テロップにより、難しい政治の役職名・機関名・専門用語・地名等がわかりやすい。リアルな日本における、巨大生物が出現来襲の際の仮想現実を見ているようだ。

「平成ガメラ3部作」の特技監督だった樋口監督らしい特撮に、野村萬斎さんのモーションキャプチャーを加え、アップグレートした特撮は最高!
巨大生物が上陸した際のカメラの手ブレが、緊急性を思わせる。が、上陸した巨大生物は、私の知っているゴジラとは程遠い...

政治の判断や何か会見等に時間がかかるものなのね... 1億何千の国民を抱えていることなんで仕方ないのかもしれないが国民の不満は積もるなぁ...

巨大生物は進化をした!もうゴジラに見える。自衛隊の攻撃が出来ない!国民がまだ近くにいるから... まさにリアル路線!
“国を守るって大変ですね”
最高のキャストが次から次へと... 豪華過ぎで、どんだけお金かかっているんだーっ!

“ゴロウ マキ” もしかして故・岡本喜八監督だー!庵野監督好きな監督さんだもんね!そして荒ぶる神・ゴジラの呼称の登場だ!

“捕獲か?駆逐か?あなた(日本国民)の国は、誰が決めるの?”
矢口プランの説明のための台詞、長くて早い... 間違ったり、噛んだりのプレッシャーがかかりそうだ...

瓦の描写がいい!でかっ!ってよくわかる!
あの、退避して下さいの声って、聞き覚えがあるなぁ...

暗闇に映える、“赤のライン” のあるゴジラ。まじ最高!映え(ばえ)というのはこういうことだ! ...ずれてる?放射能もヤバい!赤から紫(背びれも)。からの上空へ... もうビームだよ!背びれや尻尾からもなんて... こんなゴジラ、観たことない!

まさしく “ゴジラより怖いのは人間(●)だ”
ゴジラ凍結の鍵は “折り紙” だったんだ!

戦闘終了後の自衛隊の戦車や、避難している民間人たちの姿も映り、政治家や軍のお偉いさんたちだけでなく、日本国民全員に向けた作品だ。あの最後のセリフも痺れた!

まさに「現実(ニッポン) 対 虚構(ゴジラ)」だっ!
人間ドラマ多めで、難しい感じで取っ付きにくいイメージだったが、何もかもがぶち上がりの、新しいタイプのゴジラだった!第30作目の日本ゴジラがやりにくそう... これは当分出来ないとも思った。やってくれたなぁ... って思ってしまうくらいの、最高のゴジラ作品だった!
カッコ渋い大杉さんの姿も観ることができたという意味でも、満足!

1169(20-303)



’24.2.29 (木) 24-30-8
NHK BS にて

「ヱヴァンゲリヲン 新劇場版シリーズ」「シン・仮面ライダー」等の庵野秀明総監督・脚本 × 「ローレライ」「シン・ウルトラマン」等の樋口真嗣監督・特技監督による、東京湾の羽田沖で、トンネル崩落の事故が発生。政府の緊急会議に出席したほとんどの者が自然災害だと判断する中、内閣官房副長官矢口(長谷川博己さん)だけは巨大生物による破壊の可能性を指摘する。その直後、謎の巨大生物が上陸し、街を破壊し始めるゴジラシリーズの第29作目となる作品。

11月3日8時30分ごろ、東京湾羽田沖で無人状態のプレジャーボートが発見された後、大量の水蒸気が噴出し、アクアトンネル構内では突然の浸水に走行中の車輌が巻き込まれる。政府は、熱源が海中で発見されたため、原因を海底火山の噴火か大規模な熱水噴出孔の発生と見て対応を進め、湾内を封鎖する。内閣官房副長官矢口は、インターネット上の一般人による目撃報告や配信動画などから、いち早く事故の背景にある巨大生物の存在を推測するが、周囲はそれを一笑に付す。しかし、浮島沖海上で水蒸気煙が唐突に収束したのち、海面から出現した巨大生物の尻尾部分がテレビ報道されたことで、政府は対処方法を検討する。さらに自重で潰れるため上陸は不可能という専門家の意見とは裏腹に、巨大生物は多摩川河口から大田区内の呑川を這いずるように遡上して蒲田に上陸し、街を破壊しながら北進を始め...

・4(オリンピック開催の)年に一度の閏年の2月29日に、私が歳を1つとって初の映画となる
・’16年はそうじゃないけど、令和ゴジラ シリーズ(仮)の1作目となったゴジラ 次作「小口」はまだ観ていませんが、レジェゴジラに影響を受けているだろうと思ったゴジデザだったが、こちらは日本でも、レジェゴジラでもないゴジラデザ
・冒頭から庵野監督らしいカットの連続 特に車のフロントガラスに... のシーンや、電話の受話器を置くシーンが好き!
・大杉漣さんや柄本明さんら多くの豪華俳優陣が入れ替わりで登場!テンポも早め!
・蒲田に第2形態が上陸... さっき会見で大河内総理(大杉漣さん)が「上陸しない」って言ってたじゃない!
・「根拠のない楽観は禁物です」
・第2形態の様子が... 「まるで進化だ... 」
・内閣総理大臣補佐官の赤坂(竹野内豊さん)が印象的 何か裏で策略してそう... 出世が目的?(この作品影響か?竹野内豊さん主演の劇場版に庵野監督がちょこっと登場していた
・松尾諭さんや高橋一生さんら人がガッと集結と早口台詞とあの音楽は...
・アメリカ合衆国大統領の特使カヨコ(石原さとみさん)の登場とある人物の捜索依頼
・ “GODZILLA” と “呉爾羅” とゴジラと牧悟郎元教授こと岡本喜八監督(写真のみ)
・牧の調査データの一部と核物質とゴジラの行動と矢口プラン
・ゴジラの再上陸と禍々しいゴジラの姿とあの音楽はやっぱり上がる!
・戦闘開始と総理の許可まさに「現実(ニッポン)対虚構(ゴジラ)。」
・斎藤工さんがっ!別世界線の次々作の「シン・ウルトラマン」の主演か?
・暗闇に映えるバーニングゴジラ を彷彿させるゴジラの赤色
・米軍の攻撃と赤から紫へ... ゴジラがおどろおどろしい姿に...
・尻尾からビームと背びれからの拡散ビームと口かの火炎放射で... 内閣総辞任に...
・「祖母を不幸にした原爆を この国に三度落とす行為を 私の祖国にさせたくないから」と原爆のもたらした残場の写真たち
・「こんなことで歴史に名を残したくなかったなぁ... 」
・日本は他の国の属国と戦後は続くよ どこまでもと諦めるのか?の選択
・「ゴジラより怖いのは 私たち人間ね」
・やっぱり工場のシーン 最高だぁ!
・松尾スズキさんの演技凄ぇ!
・折り紙と牧元教授のデータと矢口プランのアップデート
・矢口プラン改め「ヤシオリ作戦」とヤシオリとは八岐大蛇のことだったのかぁ なるほど!
・矢口のヤシオリ作戦まえのスピーチに感動「日本の未来を君たちに託します 以上です」
・新幹線とあの音楽は最高潮に上がるっ!
・ゴジラの放射能を放出させつくす作戦からの凝固剤を...
・東京タワーとスクラップ&ビルド
・「あなたの手段を選ばないところは気に入っている だから辞めないでよ!」
・ゴジラのモーションキャプチャーの野村萬斎さんを始め328名のキャストさん方に感謝を!そして、偉大なる音楽家である伊福部昭氏、鷺巣詩郎氏にリスペクト!庵野監督、樋口監督他全てのスタッフにも感謝と尊敬を!EDロールまで十二分に楽しみました!


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