むうぴょんこ

信長協奏曲のむうぴょんこのレビュー・感想・評価

信長協奏曲(2015年製作の映画)
5.0
【ブログから抜粋した手抜きレビューの巻(笑)】

さあ、今回は久しぶりにTVドラマの完結編である映画が公開中の織田信長ちゃんに関するタイムリーなテーマ(笑)

天邪鬼なのにこんな流行に乗って恥ずかしくないのか??

って、自問自答しちゃうけど・・・

ま、いっかぁ~!!

ってな具合なんだけど、でもやっぱり自分らしくある為に・・・

ま、いっかぁ~・・・なのです(笑)


【過去を遠くまで見る事ができれば、未来も遠くまで見通せるだろう!!】

そんな天邪鬼な私は歴史が大好きで・・・

過去の先人たちの経験を自分の未来へと生かす!!

その為の教科書として史実ってホントに役に立つのです!!

まあ、訳知り顔の気取った評論家はTVで『歴史など無意味だ!!過去は振り返らずに未来だけ見続けるべきだ』的な発言をしてたけど・・・

過去の経験を生かそうとしない人は未来も見えないぞ??

実際、故ウインストン・チャーチルちゃん(Sir Winston Leonard Spencer Churchill:1874年生~1965年没)だって歴史書を読み漁り、ついに英国首相にまで上り詰めるのだけど、彼の格言には・・・

The farther back you can look, the farther forward you are likely to see.
(過去を遠くまで見る事ができれば、未来も遠くまで見通せるだろう)

って言ってるしね!!

そんな面白い歴史を知ろうとしないなんてもったいないって思うのです!!

そんな感じで冒頭にあげた織田信長ちゃんの話・・・行っちゃいますぞぉ~!!


【信長っちの『楽市楽座』は『宗教弾圧』にまで影響していた??】

さてさて、世間で大変面白いと評判の『信長協奏曲』だけど・・・

皆さんは各話の基本となる事象原因について明確に答えられるのかな??

例えば織田信長っちによる『楽市楽座』だけど・・・

『既存の独占販売権、非課税権、不入権などの特権を持つ商工業者(市座、問屋など)を排除して自由取引市場をつくり、座を解散させるものである』(WIKI抜粋)と、あるけど・・・

何故、織田信長ちゃんは楽市楽座を制定し、宗教弾圧までしたのか??

その理由を答えられる人??

ハイって手を挙げた人は、もう読まなくていいです(泣)


【何故、信長っちは楽市楽座を作りたかったのか??】

気を取り直して・・・

楽市楽座の楽とは自由(気楽なのかも?)、『座』とはまあ、現在でいうところのカルテルって意味なのは知ってるよね??

なので市場を一般に開放し、独占してる『座』を解散させる!!

でもさ・・・何故、小栗旬君の信長っちは楽市楽座(自由市場)を作りたかったのか??

「税負担を軽減し誰でも商売が出来るようにしたかった」と、一般的には思われてるし、学校でもそう教えられると思うんだけど・・・

でもそれじゃあさ、信長っちには何の利点も必然性も無いので論理的に考えたら理由がはっきりしない!!

そういう必然性を欠いた教科書には理由と動機が明記されていない為に皆さんの興味を奪っているのです!!


【ホントの始まりは室町幕府の失策だった!!】

焦らしすぎるのも悪いのでここでスパッと信長ちゃんの楽市楽座の話をしちゃいましょ!!

元々の発端は室町幕府の失策でした。

将軍の足利尊氏は天皇の部下という立場上、他の同じ武士である平家や源氏の服従を得られませんでした。

その為、武士達は勢力を伸ばす為に暴走し・・・

1467年には応仁の乱が勃発し、室町時代は終焉を向かえ戦国時代となるのです。

そんな警察である武士が任務を放棄すると国は混乱し、民衆は命の危険にさらされるようになります。

なので自己防衛の為、武装するのだけど、なかでも・・・

比叡山延暦寺や日吉神社などの寺社は圧倒的な財力により、僧兵と呼ばれる武装集団を抱えたのです!!

その事は絶世の美男子である源義経さんの従者である武蔵坊弁慶も比叡山の僧兵だった事からも理解できて・・・

圧倒的な財力によって鍛え上げられた僧兵たちの戦闘能力は、当時一般的な半農半士だった武士たちをも凌ぐほどだったそうです!!

武力では太刀打ちできず、よしんば返り討ちしても神様の祟りを受ける・・・って怖すぎでしょ??

って、敵対してた武士たちが考えてたかはわからないけど、当時は祟り神のような存在だったのです!!


【”座”に入会すれば良い事があるよ~と誘った寺社の皆さん!!】

そんな寺社は自己防衛の為に多数の僧兵を抱えましたが、彼らを養うためのお金が寄進だけでは足りなくなります。

当時、寺社は特性上海外の最先端技術をいち早く入手する事ができました。

寺社はそれら先端技術を商人に教え、『座』に参加することを許したのです。

そうして寺社傘下の『座』ができ、市場を独占するようになるのですが、この『座』は寺社傘下なので、寺社の持ち物と同じく治外法権扱いになり、国を治める領主たちに納税する義務はなくなります。

商人たちも『座』に参加すれば、新しい技術や商品を回してもらえて、領主よりも割安な税金を設定している寺社に払うだけで済むので、商人たちはこぞって『座』に参加するようになります。

しかしそこには落とし穴がありました。

『座』が市場を席巻すると寺社は商人たちに高額なリベートを要求するようになりました。

それにより『座』を離反する商人が続出、結果、寺社の収入が大幅に目減りしたのです。

頭を抱えた寺社は圧倒的な財力と武力を背景に僧兵たちを『座』を離反した商人やリベートを支払わない商人、製造者たちに差し向けると従わない庶民に対して何度も虐殺や焼き討ち行為を行うようになったのです。


【勝手に通行税を徴収しだした寺社のみなさん】

これで市場は永遠に寺社のモノであると思ってたっぽいけど・・・そこらじゅうの寺社や武将たちが縄張りを奪おうと虎視眈々と狙っています(笑)

それらに対抗して『座』を守るためにはもっと僧兵を雇って、養い続ける為の財力が必要です。

ですが度重なるリベートの値上げの結果、高額となった商品は簡単には売れなくなってしまっていたのです。

考えた末、寺社は民衆達が日常的に往来する街道や河川、海域に勝手に関所を設け始めました。

目的は通行税で民衆が関所を通れば楽してお金が入るので、寺社はウハウハ!!

主要街道は勿論、大阪の淀川には三百箇所もの寺社関所が幕府に無断で設置され、やがて寺社はその強大な財力と戦闘力を背景に力が劣る領主達の命令を無視するようになっていきます。


【ついにブチ切れた織田信長ちゃん!!】

そのように寺社が神様や仏様の威光を笠に着て好き勝手にふるまっていた時代・・・

織田信長くんは一般的だった半農半士制度を廃止、戦闘のみを生業とする専門兵士へと藩士たちを転換させ戦闘力を高めた結果、数に勝る近隣大名たちを戦で屈服させていました。

そんな一国の領主である織田信長ちゃん・・・

自分の食い扶持を稼げない藩士たちを養わなければならないのに寺社が市場を独占し、利益を貪ってる状況では税の徴収もままなりません。

このままでは藩士を食べさすことができず、軍事力を維持できなくなり、国が崩壊してしまいます!!

なので信長ちゃんは楽市楽座を導入したのです。
これは寺社の利権を奪う行為ですから当然反発が起こります。

それを見越して信長っちは天下布武を制定します。
これは信長っちが領民を守るから武器を捨てよという命令であり、目的は寺社の武装解除だったのです。

しかし市場の利権と武力を奪われ、関所の撤廃までされたら寺社はそれまでの地位を保てなくなります。

しかも信長ちゃんに続けとばかりに規制を強める武将たちの圧力にさらされた結果、寺社同士の利権を巡る対立も激化して、1536年天分法華の乱という延暦寺による法華宗の虐殺にまで発展しています。

このように現代では考えられないほど寺社は危険な存在だったのです。

最後は『宗教弾圧』までしちゃった信長ちゃん!!

1571年、信長くんは命令を無視し蜂起した延暦寺を武力で制圧します。

その後も何度も講和を結んだが一方的に反乱を起こす本願寺などの勢力に対しても武力制圧を行なうのですが、鎮圧後、信長っちは服従する姿勢を見せた本願寺に『総赦免状』を送っています。

これはそれまでの罪を許すとの意味で『往来自由=布教活動を行なって良い』とまで書かれています。

これが信長ちゃんの『楽市楽座』を発端にした『宗教弾圧』までの話で、全ての事象は過去から繋がっているのです。

そして映画で描かれた本能寺の変!!

これって背後には信長っちの宗教改革を恐れた組織が暗躍した可能性は無いのかな??

それに織田っちを討った明智光秀って・・・

徳川家康の側近、南光坊天海こと天海上人って、もしかして明智光秀??

その異説の根拠として一説では・・・

日光いろは坂に明智平という地名がある事で支持されてるけど、残念ながら日光いろは坂の『明智平』は明治になってから命名されたので、その一説は否定されちゃう!!

他に日光東照宮の陽明門に桔梗の紋らしきモノがあるから・・・ってのもあれは陽明門を作った織田家の木瓜紋であり、明智家の桔梗紋とは別モノ!!

でもね・・・

当時50歳が日本人の寿命だったのに天海上人は史実上107歳まで生きてるので別人が天海を名乗ったのは明白!!

それに天海上人の本名、南光坊天海・・・

光の一文字が入ってるじゃん!?

徳川家光や徳川秀忠など、徳川家康にとって君主だった織田信長くんを討った罪人である光秀の一文字を入れ込んでるのも・・・

なんだか怪しげ~~~??

まあ、そんなことを思いながら・・・

KOH+大好きの小栗旬君は、流れ★でヨシヒコである山田孝之くんに操られて、山田優さん大好きの小栗旬君を本能寺で討って死んだ振りをして、ヨシヒコが死んだら名前を変えてエロ本に興奮する濱田岳くんに仕える!!

いやぁ~~~・・・歴史って本当に面白い(笑)

そうした事実をしれば信長協奏曲がもっと愉しめるでしょ??


織田信長ちゃんはやっぱり格好良いって思ってる・・・むう達でした!!