PizzaFat

劇場版プロレスキャノンボール2014のPizzaFatのレビュー・感想・評価

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ポレポレ東中野のレイトショーで鑑賞。上映前にはスーパーササダンゴマシンによる煽りパワポもあり、終盤まではとにかく爆笑続きだった。
プロレスキャノンボールの加点のキモは、レース期間中にいかに多くのマッチメイクが出来るかという点である。点数を稼ぐために地元の学生プロレスや、引退レスラー等と手当たり次第でマッチメイクをしていくのだが、ラーメン屋店主やAVディレクターなどバラエティ豊かな面々が登場し、あらゆる角度から笑わせてくる。テレキャノオマージュはあまり多くはないが、「今まで一番~」メソッドによる加点もあり、ニヤリとする。
上映前のスーパーササダンゴマシンのパワポでも解説があったが、プロレスは真剣勝負を前提としたエンタテイメントである。エンタテイメントの世界に生きるレスラーたちの行動はコミカルで面白い。プロレスはほとんど見たことがないが、本作は悪ふざけ系のテレビ番組の悪ノリを見ている感じだった。
上映前から終盤までは 、ひたすら笑えるエンタメだが終盤は被災地を巻き込んだチャリティ興行にシフトする。結構な長尺ということもありエンタメを見に行きた人間からすると退屈を感じてしまう。
テレキャノ2013はラストに見世物としてのAV男優の矜持を見せてくれたが、本作はややありきたりなイイ話に落ち着いてしまった感がある。
とは言え、めちゃくちゃ笑える作品なのは間違いない。
見に行けるのであれば絶対見に行った方がいいと思う。
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