ヤマ

劇場版プロレスキャノンボール2014のヤマのレビュー・感想・評価

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あのテレクラキャノンボールシリーズの健全なオマージュ作品。
プロレスの知識はかなり弱いのですが観に行きました。

で、やっぱりいきなり置いていかれる。
しかも場内ではプロレスファンらしきおっちゃんが爆笑の連発。

「あ、やってもうた」
と、開始5分くらいで感じる…。

でもだんだんキャラを掴んでくると楽しめるようになりました。流石に予備知識無いといかんね。


テレキャノファンからしたら、正直これキャノンボールである意味があるのか?という疑問が付きまとうと思うんです。
人間のゲスな欲望と直結してるから面白いんじゃないのか?と。プロレスは見せ物だし…と。
そう思ってました。

ただこれを見てる内にある想いが湧いてきた。キャノンボールのいう企画自体が一種のプロレスなんじゃないかと。
テレキャノで梁井やビーバップがあえて身体を張るのも、作品を盛り上げないといけない!っていうプロ意識があるからだと思うんですよね。
そこは勝敗だけじゃなく、プライドだけじゃなく、観客にいかに楽しんでもらうか、というエンタメを追及するプロレスに通ずるものがあるのではないかと。

世の中にはプロレス好きな人がたくさんいる。
あのサラリーマンも、居酒屋の店長も、女子高生も、隣のおじさんも、実は熱いモノを持ってんだ!
リングがなくてもプロレスはできるんだ!ハートがあれば!
という、プロレス文化の根深さと、エンターテイメントの底力を見せつけられた。

やはりこれはプロレスファンに捧げられた作品なので、今の自分では採点不能です。
でも人間の素が見れるドキュメンタリーって、やっぱり面白いなと思う。

自分はガンプロチーム応援しますよ!頑張れ大家!
ヤマ

ヤマ