高崎電気館で定期的に開かれる無料上映会で鑑賞。
開始前にスタッフさんから「古いフィルムでの上映のため、切れたりトラブルの可能性あり、ご了承ください」の地声アナウンス。
七人の侍でお馴染みの加東大…
それぞれに事情を抱えた冴えない市井の人々がひとつの情熱の下に
集結して、衝突や失敗を繰り返しながら最後には小さな奇跡を起こす、
という自己実現系の物語。
80年代以降現在に至るまでイギリスや日本を中…
今井監督の映画は、生活では感じたことのない感情を喚起させてくれるという点で、映画を見るということの、非常に原始的な喜びを感ずる。
演奏シーンは長いが、その分、味わえる。
今ひとつ涙を流せなかっ…
このレビューはネタバレを含みます
扉も閉まらないほど人がギュウギュウな列車から走行中に窓から降りたり、煙草を吸いながらヴァイオリンを弾いたり、和傘をさしてたり、楽器を背負って山を登ってたり近代化されていない山奥の農村だったり……さら…
>>続きを読むここに泉あり、みた。戦後混乱期に高崎で市民オーケストラを結成するお話。音楽は人を笑顔にする。泉のように心も潤す。美しい音の調べが人と人をつなぐ瞬間の喜びは、なにものにも代え難い。しかし、その裏には諦…
>>続きを読む過去においても現代においても、音楽で食うにはいつの時代も大変である。それが食糧難の終戦直後、地方都市において本格的な交響楽団を立ち上げて、さらに維持していくことは並大抵の苦労ではない。
日本…
すばらしかったです。 文字通り、野を越え山越え、演奏活動を続ける群馬の地方楽団。
集団で音楽をすることの難しさ、戦後の経済状況、出産による女性のキャリア中断問題もさらっととはいえ描かれ、そして何より…
独立プロ名画保存会