「サイコスリラーではない。序盤は良いけど」
サイコスリラー、サイコサスペンス作品だと思って見始めた。
序盤は良い展開。PG12作品と言うだけあって導入から女性死体が良い出来！さすがに下半身は見えないような画角だったけど、上半身はしっかり見せてるし、肌の汚さも良し。
ただ、どんどん期待していたサイコ感がなくなって来る。
1番の原因は、犯人の2人のサイコパス感があまり中心に描かれない。
その脳か記憶を覗いた何人もがおかしくなってしまったと言う、貝沼の恐ろしさが正直全くわからないのが残念。
絹子役の女優さんは良い演技をしてて、絹子に対して観ている人がイライラする演技をしていた。ただ、絹子もサイコパスとかシリアルキラーというより、ただ可哀想な子っという感じが拭えない。
本作はサイコスリラーというよりヒューマンサスペンスという感じが強い気がする。
本当は鍵を開けるべきではない、死者の記憶を覗くという行為の倫理感を問う作品なのかな。
そして説明が少なく難解な作品であり、上映時間が2時間半という普段映画をあまり見ない人には苦行のような作品になる可能性も高いと思う。
ラストはイヌが最後に見た走馬灯のようなもの？ 星3.0
