mineka

母と暮せばのminekaのレビュー・感想・評価

母と暮せば(2015年製作の映画)
2.5
舞台挨拶ライブビューイング上映を見てきました。
舞台は長崎、第二次世界大戦の原爆で亡くなった息子が3年後に母親のところへ亡霊?となって戻ってきます。二人はたわいもない話をしたり、思い出話をしたりして失った時間を過ごしますが、息子の恋人を含めた3人がまだ原爆の日から前に進めずにいます。息子は亡くなっているのに対して、恋人にはこれから先まだまだ長い人生が待ち受けているため、いつまでもこのままではいられません。息子が現れたことによって母親にも恋人にもできることは一体何なのか・・・

話自体は所々クスッと笑えたり、感動的だったりするのですが、台詞が説明的すぎる気がしてしまいました。
うーん・・・前半から最後の展開が予想できてしまい、全てが想像通りに進んで終わってしまったので、もの足りなさが残ってしまいました。予想していたエンディングだったからかもしれませんが、最後のシーンはあまりにも説明しすぎてしまって逆に奇妙な終わり方になってしまったのが残念でした。
けれども原爆が落とされた悲劇の瞬間、吉永小百合さんの存在感、凄かったです。
この映画はどっちかと言うと女性向けの映画な気がします。
私のように二宮さん目当てで見に行くと、思ってたよりも登場シーンが少ないことに驚くかもしれませんが、歌声が聞けるので楽しみにしててください。笑
「父と暮らせば」もいつか見てみようと思います。
mineka

mineka