谷越カニ

母と暮せばの谷越カニのレビュー・感想・評価

母と暮せば(2015年製作の映画)
3.8
メッセージ性が強いのに表現方法が直接的すぎるのでちょっと辛いし、吉永小百合の家での会話劇が延々と続くので、退屈だと感じる人もいると思う。それを主演二人の演技と軽快な回想へのつなぎでカバーできているため、最後まで飽きることなく見ることができた。賛否両論のエンドクレジットはインパクトが強くて頭に残り、「これだけの人が原爆で死んだ」という事実の表現としては良い。『ファンタジア』のパロディもあり。