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母と暮せばのnatsuのレビュー・感想・評価

母と暮せば(2015年製作の映画)
3.4
年末。帰省してきたニノさん好きの姉に付き合って鑑賞。

山田洋次監督ってこんな映画なんでしたっけ?と。ファンタジー加減がちょっと大林監督みたいに感じたり…

クリスチャンでかつ、旦那さんを亡くしている姉には響くところが沢山あったみたいです。
隣のおばさんが看取られずに亡くなった小百合さんに、ひとりで行くなんて可哀想に…と泣いてしまうシーンに、わたしも死ぬ時は迎えに来てくれると思ってるんだー、ひとりで死んじゃうんじゃないんだよー、って言ってましたし。長崎が舞台だからなのか、キリスト教的宗教観のつくりでしたよね。

華さんやシャンハイおじさん(名前わかんない)はでてくるものの、ほぼ、ニノさんと小百合さんの2人劇。なおかつ、舞台的でちょっと大袈裟な感じのお芝居。でもそれがこの映画に合っていたように思う。

そして…幽霊映画ともいえるこの映画、
終盤のメガネの男性教師役、誰だろうとじっと見ていたら、先日見た「岸辺の旅」で幽霊役だった浅野さんだったことに気づいて、少し笑ってしまいました。ここでは幽霊じゃなかったねー。
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