今日はオフだったので地元の廃れた映画館に行ってきました
この映画はもう上映終了間近という事もあってわたしひとりじゃんラッキー!って思ってたら後からおばさん5人組が大声でしゃべりながら入って来たんですが、もう予告の間もしゃべるしゃべる!!!
嫁の悪口、娘の旦那の給料の話、南こうせつのディナーショーに行く計画、「このお茶おいしいわよ!!!」「どれどれ!!味見させて!!!」何なんだこのババァたちは!!!
さて、映画はというと、見事にハマりませんでした。長崎の原爆で死んだ息子(二宮和也)の幽霊がひとり遺された母親(吉永小百合)の元に現れるというもの。
どれ程リアルかはわからないけど、原爆のシーンはマジこわかった。最近映画界で流行りの主観ショットを使っていたのだが思い出すだけでああああああああ恐ろしい擬似体感でした。あれは凄い。
でも息子が幽霊(母親の幻覚かもしれないけど)となって現れてからは、現れては回想、現れては回想の繰り返しでワンパターン。つまらん。
個人的にはメインである親子のやりとりよりも、死んでしまった友達や恋人に気が引けて前に進む事ができない二宮の婚約者の子がほんとに可哀想で泣けたわ、、、
そんな感じで婚約者が出てくるところではわたしが泣いて、吉永小百合が出てくるところではババア5人がおいおい泣いて(嗚咽)というパターンが完全にできあがってましたね。
個人的な意見としては、吉永小百合の母親はもう綺麗すぎていまいち現実味に欠けるんですよ…。二宮くんも上手いんだけど、主人公のコウジを器用に演じてる二宮くんにしか見えなかった。
そしてラストは完全に予想通りの展開に。ストーリー的には全然ありだと思うんだけど、演出がダサすぎて萎えました、ショボン。
こういう映画観るといつも思うけど、やっぱり親になってからじゃないとわからない気持ちって絶対あるよなぁ