冒頭の教室のインクが溶け出すシーン。長崎原爆の悲惨さを物語る痛烈なメッセージではないでしょうか。広島の平和記念資料館でも、同じような溶けたガラス瓶を見ました。
母親と原爆で亡くした息子の絆の物語。
母親の元に突如帰ってきた息子。
何気ない生活の中で、2人の触れ合いが心地よい時間を作り出す。
が、話の展開に?と思うところもチラホラ。
吉永小百合もニノの演技も上手いんですが、ちょっとあざとい。
エンディングのあの大合唱はいるのでしょうか。まるでどこぞの宗教映画を見ているようになり、ここでさらに大減点。
良い映画でしたが、減点要素もチラホラ。
あまり好きな作品とはなりませんでした。