ダリのドキュメントを見たり、作品の解説を深く聞いたのは、初めてだったけど、脈絡のないシュルレアリスムの絵画に隠された、ダリの思考(ある意味、脈絡)を垣間見ることができて、興味深かった。
ダリの作品を初めて見た時に感じた奥の深さは、ダリの科学や数学への探究心だったことに気付いた。
単なる絵を描く技術の高さじゃなく、世界に対する見知に惹かれたんだと、それがダリの作品の魅力なんだと思った。
それから、次元の話になると、学問の域を超えて、最終的に宗教的領域に行き着くことは納得。
宗教以外に、4次元を説明できる分野がないから。
4次元から転じて、神とか霊に話が絡むから胡散臭い感じがして、俗世からそれた“偏人”と思ってしまうけど。
核の発見によって、神の存在の有無について、ダリと生物学者との間で意見が分かれるところは、どういうことなのか理解できない。
深く掘り下げて考えたい。
あと、これを機に、相対性理論について、ちゃんと本を読んでみたいと思った。