「これは私がずっと見てきた名も無き夫婦の数奇な運命でした。」
海辺の家。
外には雪が降り始めました。
お母さんは寝たきりです。自分には何も出来ないと主人公は思います。
とある夫婦の出会いは少年漫画のようでした。
不良に絡まれるお母さんサキをお父さん大介が助けたことに始まります。17才の時でした。
パラパラ漫画で有名なお笑い芸人の鉄拳の漫画が原作の映画です。
振り子の時計が見守る夫婦という設定が素敵です。
私は原作のパラパラ漫画を先に見たから、やはり原作の漫画が良かったです。
音楽はなごり雪や関白宣言など、70年代の有名な曲がたくさん流れて、それがよく合っていて良かったです。
エンドロールに原作のパラパラ漫画が流れます。
…そこで泣けます。
「時間は、取り戻せない。
これが私が刻み続けた夫婦の人生である。」