もやし

ロッジ LODGEのもやしのレビュー・感想・評価

ロッジ LODGE(2014年製作の映画)
3.3
今日が憂鬱な日になるであろうことは確信していたが、その50倍ぐらい酷いことが起きました笑 人生でも稀に見る酷い一日。今一時的に心が死んでます。数少なかった前向きな要素が全て失われました。いつ取り戻せるかは不明。
そんな状態でもできちゃうこと。それが映画鑑賞。気付けばもうルーティンみたいな存在になってるんだな。


この映画はただでさえ低予算だったミストをさらに下回る低予算で全力で作りました映画でした笑 熱量伝わってくる。


長い長い道程の突き当たりにあるロッジに若者皆で泊まりにいくが、そこには人影一つなかったのであった…

ロッジもお洒落な感じだし風景も綺麗だし、一見深刻さが全くないのによくよく考えるとものすごく怖い状況ってのがすごいと思った。
来た道を戻るガソリンもないし携帯電話も通じないし、あれ? これもしかしたらヤバいんじゃね…?ってなってくる。

起こることと言えば面子が一人一人消えていく。それだけ。
言っちゃえばこれミステリーでも何でもないです。そこもミストに似てますね。


登場人物も如何にもな薄いキャラに最初は見えたけど、中盤以降は意外性あって魅力を感じた。
一見ただの脳筋馬鹿野郎が土壇場で発揮する鋭い勘。頼りになる奴の意外な弱点。等。


仲間がどんどん減っていって死を目前に控えた心境になった登場人物のまだ死にたくないという心の芯からの叫びはちょっとウルッと来た。
まだこれから先も生きてやりたいことがいっぱいあるんだ。私は(俺は)まだ死にたくない!
もやし

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