ゆかちん

トランスフォーマー/最後の騎士王のゆかちんのレビュー・感想・評価

3.0
ケイドシリーズ第二弾。
更にディストピア感が出てきた地球。

あと、マーク・ウォールバーグがマーク・ウォールバーグしてた笑。
マーク・ウォールバーグだから成立したようなケイドのアクション…いや、マーク・ウォールバーグだからこういうアクションになったのかな。
政府たちに追われながらも自分の意思でオートボットたちの命を守ろうと孤軍奮闘しているのがカッコよし。
前作は発明家でムキムキとはいえ、収入もほぼない情けない父親やったから。
娘も無事でしっかり生活してるようでよかった。
マーク・ウォールバーグの本領発揮てとこなんかな。前作よりしっくりきた。

初期のサム三部作も関連付いてて、後付けムリクリとはいえ、初期を切り捨てるのではなく、ちゃんと繋げてるのは良いなと思った。


トランスフォーマーと地球の歴史を更に掘り下げ。
アーサー王伝説まで出てくるとは。
魔術師マーリン演じてるのスタンリー・トゥッチやん。
髭とかで隠せるからって同じ役者使うのズルいw
第二次世界大戦とかも出てきた。

サムはトランスフォーマーの秘密を守ってきた「ウィトウィック騎士団」の血を引いていたんだね。一応、そういう由縁で巻き込まれていたのか、と。
さらに、ウィトウィッキー家の家訓として語り継がれてきた「犠牲なくして、勝利なし」が再び。
こういうふうに回収してくれるのはいいね。
でも、サムどうなったんや…。
あんな写真で出てくるの死んでたりしないか心配なるやん。

あと、初期作キャラといえばシモンズも!現在はキューバにあるトランスフォーマーの隔離居住区で暮らしてて、そこに暮らす陽気なトランスフォーマーと戯れてるの良かった笑。
色々と詳しすぎるから追いやられたのかなぁ。
今作でも重要な情報を提供。

そして、レノックス大佐も!
でも、今は対トランスフォーマー部隊「TRF」に協力者として出向してて、かつての戦友であるバンブルビーたちと対立する組織にいる。悲しみ。でも、いざというとき信頼できるやつなのいいね。


そして、新キャラ。
ケイドと擬似親子みたいになる女の子イザベラ。見たことあるなと思ってたら、インスタントファミリーでマーク・ウォールバーグのとこに養子に来た長女やん笑。
シカゴの惨劇で両親を失うも、トランスフォーマーとともに暮らして心を通わせていた。
ちっこいロボットも可愛かった!

あと、選ばれし者でもあるヴィヴィアン。
ヒロイン的な立ち位置なのか?ケイドと良い感じになる。
オックスフォード大学教授ということで、オックスフォード大学が映って嬉しかった!懐かしい。大学の時に行ったな〜。
重要人物ではあるけど、そこまで存在感はないような。
それはイザベラもなんだけど、なんしか人がたくさん出てくるから、それぞれ出番が減ってしまった感ある笑。

そして、今作のキーマンであり導く者であるエドモンド。
アンソニー・ホプキンス!!
お屋敷が似合い過ぎるww
コメディシーンもあるんやけど、コミカルにならない謎wシモンズとの電話も笑。
威厳ありつつ、柔らかく、全てを見通してケイドたちを導く。
生きててほしかったなぁ。
でも、彼は全うしたということなのだろうか。。
彼のお世話もしてる秘書的存在のコグマンてロボット、スターウォーズにいそうやった笑。で、エドモンドによるトランスフォーマーと人類史の関わりについて説明している最中に場の雰囲気を盛り上げるためにパイプオルガンの演奏やコーラスの独唱をしたりと、たまに面白い。たまに暴走。
エドモンドに、一番嫌いなご主人様ですって拗ねてたけど、最後、エドモンドを看取る時に、一番クールなご主人様でしたっていうの、グッと来た。

エドモンドのとこにいたフランス語話す車、声聞いたことあるなと思ってたら、オマール・シーが声出してたのね。

あと、墓場の風が無くなったと思ったら、次はTRFですか。オートボットも迫害受けてつらたん。
その部隊のサントスが敵対キャラで出てきたけど、身勝手な私欲や私怨からトランスフォーマーを迫害していた前作のサヴォイとかとは違って、後半、ちゃんと理解して共闘したのよかったな。サントス自身はあくまでも人類のために戦ってて根は正義感強い人という。こういう立ち位置ってリアルな気もする。


オートボット、前作の兜ロボット渡辺謙とアーミー髭おじが出てきて嬉しかった!
ケイドと仕事一緒にしてた若者も少しだけの出演とはいえ、良いやつそうで良かったし。
バンブルビー、リーダーになってるのに相変わらず子どもなんかわゆす。
そして、ついに声が戻る!

バンブルビー可愛いのに、いざ闘い出すとかっこいいよな〜。
てか、バラバラになっても再生してドーンなの良いね。

オプティマス・プライム、まさかの洗脳により地球を襲う。
でも、もっと全編に渡って襲ってくるのかと思いきやそこまで長くなかったというか、出番も後半だけというか笑。

正気に戻るのがバンブルビーの声を聞いてってのがいいね。
あと、最後、創造主を倒すのをビーに託したのもカッコ良かった。


ディセプティコン陣営、今回メガトロンぱいせんがTRFに捕まってた仲間を解放させてて。そのとき、過去作に比べてディセプティコン側もコミカルに個性出してたけど、なんだかんだでダダダってやられたりして記憶から消えていった笑。
メガトロンぱいせん、復活しまくるし難儀させてくる割に存在感があんまり。


創造主登場。女性の姿。
声、聞いたことあるなと思ってたら、最後に人間の姿で謎めいて出てきたのはジェンマ・チャン!
そうか、彼女が声出してたのねと納得。
てか、ジェンマ・チャン、さりげによく出てるよね。彼女の存在を知ってから思い返すと、あの作品にもこの作品にも出てたなぁと。でも、全部メインというか脇役。ハッと目を引く役が多いとはいえ。そして、頭良くて品のある役が多い。でもチョイ役多め。
ここ数年のアジア系の中で華があって目を惹く女優といえば彼女なんだろうなぁと思う。


ただ、軸となるストーリーはわかったんやけど、なんかごちゃごちゃしてたかなぁ。
ロボット大戦よりトレジャーハント的な要素が強かった印象。
マーク・ウォールバーグの功罪?笑。

もちろん、ロボットたちのCGは素晴らしいし、毎回ロボットたちの闘い方や見せ方がアップデートしててスギョイってなるのはなる。

キングギドラみたいなん出てきた。
スターウォーズみたいなロボットもいたし、いろんな映画を取り込んだ感じもするね笑。シャレなのかなんなのか笑笑。


初期作からの回収、人間側も共闘、オートボットたちとの友情と共闘、と、色々とまとめ上げていた感じもした。
でも、まだまだ続く伏線も提示…

…しかし、もう無さそうだね苦笑。
新作はこの続きじゃなくて、サム三部作の前の時代の話みたいだし。


まーでも、お腹いっぱい感あるのかなー。
でも、中途半端に終わらすのも気持ち悪いな〜。

てことで、トランスフォーマーマラソン無事完走!
ゆかちん

ゆかちん