キャピタルに囚われたピータの救出に成功した反乱軍。しかし、スノー大統領の洗脳によりかつてのピータではなくなっていた。何度も死地を乗り越えた仲間の変貌に混乱するカットニスであったが、パネムを解放のため最後の戦いに挑む。
ピータの変貌に戸惑いながらもカットニスはスノー大統領を倒し、パネムを解放するため最後の戦いに挑む。
格差社会のディストピアに抗うハンガーゲーム最終章!
ついにスノー大統領を倒すため、キャピタルへと乗り込んだカットニスたち。その中には精神が不安定なピータの姿もあり、裏切るのでは無いかという心配も…ピータにとってもいつ自分がおかしくなるのか気が気でない様子。改めてスノー大統領への怒りが湧いてくる。ほんとに独裁者なんてロクなもんじゃない!
そして、なんと言っても戦争終結があまりにもシュール。てっきりカットニスがスノー大統領を殺して終わりかと思いきや、仲間の爆撃であっさり終了。女子供が殺されたら敵も戦意喪失したとのこと。散々カットニスが仲間たちを鼓舞してきたのに、敵の心を折ることで戦いが終結するのか。実際、争いってそんなものなのかな…妹の死といい虚しさを感じてしまう。
また、終戦後の流れも印象的。ハンガーゲームを終わらせるために戦ってきた革命軍がハンガーゲームをしようとする。権力が人をおかしくするのはよくあることだけど、それにしたって早すぎるだろ!そりゃ、カットニスに射抜かれるわ!!
それによってキャピタルから追い出されてしまったカットニス。革命の英雄として活躍したのにも関わらずの扱いだけど、ピータや子供たちと共に平穏に暮らして欲しい。