わたぬき

恋人たちのわたぬきのレビュー・感想・評価

恋人たち(2015年製作の映画)
4.0
正直、群像劇だと思って見に行かなかったので最初はそれぞれのシーンも細かくて混乱した。
最初はなんであんなにカット割りが多かったのだろう、、、あとなぜだかカットは多いけど少しドキュメンタリー感もでてました。
お話は3組あって、妻を通り魔によって殺された夫、平凡な家庭の妻(姑と夫と住んでおり子いない)、ゲイの裁判員、です。

何気ない日常に気づきを。
というメッセージとても伝わりました。ただ、もう少し救われ方を描いてもいいんじゃないかと思いました。今まで自殺までしようとしていた人が上司の言葉で事件と向き合ったり、主婦が浮気しようとしてた人がヤバい人だと知ってからの夫との生活の大切さに気づいたり、ゲイにいたっては自己解決?どこでしたのかな、と。そういうことじゃないのかな〜わからない。生きづらいけど生きなきゃいけないっていうメッセージだったのかも、あえての。

そして、安藤玉恵とか大好きだけど、そこ中心になんで笑いの部分を随所に入れたのだろうかと思った。ぐるり。では全然だったのになぁ、、

最後に、ゲイのシーンだけとてもすきな感じの演出で、あ〜〜〜〜すきっていうカットが沢山ありました。電話が切れてるのに話し続けるのとても切なくて良い!!

まさこさまと皇室は最後までなんだ?と思ってたけど、まさかあの優しいおじさんの左翼に結びつくとは、とっても納得です。
人間いろいろ
わたぬき

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