飲み込めない気持ち。確かにみんなそれぞれ言葉にならないものを抱いている。それが役者の演技と言葉と、監督の演出、切り取り方などから伝わってくる。観る人に何かをもたらす素晴らしい作品でした。
アツシの同僚、黒田の寄り添い方や言葉が弱々しくも優しい。アツシだけでなく、観る人にも優しい。
安藤玉恵さんの存在がとてもよいアクセントでいい役柄だなと思った。
Akeboshiさんの音楽も再び橋口監督の作品にぴったりで、忘れられない。
すべてが丸く収まることはないけれど、壊れた気持ちを治してゆっくり進むことは可能なのだ。3人がゆっくり動き始めて、そう感じた。