電気羊

ユリシーズの電気羊のレビュー・感想・評価

ユリシーズ(1954年製作の映画)
3.9
原作はホメロス著作の有名なギリシャ神話「オデッセウス」の映画化作品。
主人公の名前が何故かオデッセウスからユリシーズに変更されている。

ギリシャのイタカ国とトロイ国の戦争、トロイの木馬作戦でトロイを絶滅させたイタカ国王ユリシーズは、トロイの魔女からポセイドンの呪いを受ける。
ユリシーズ軍は、イタカへ戻る途中、船が荒波にもまれ孤島に到着する。ユリシーズ一は食料を確保した後に出向しようとするが、その島にはポセイドンの息子である単眼の巨人サイクロプスが支配していた。
サイクロプスに洞窟に監禁されたユリシーズ軍だったが、機転を働かせ、サイクロプスの単眼を潰し脱出する。

航海の途中、今度は催眠術で心を惑わし船を座礁させる魔女セイレーンの島に近づいてしまう。
ユリシーズは自分をマストに縛り付け、他の船員は耳栓をすることでセイレーンの催眠術に苦しめられながらも何とかを脱出に成功する。

次に上陸した島では、魔女キルケがユリシーズの妻ペネロペに姿を変えユリシーズを誘惑する。
キルケの誘惑により、島に六か月も滞在しているユリシーズに対してイタカ国に帰りたい船員が反乱。ユリシーズを置いて出航するがポセイドンの呪いにより荒波に船は沈められる。

一人取り残されたユリシーズは、自分の判断が間違いであったとキルケの島に残れば永遠の命を授けるという申し出を断り、単独で筏に乗り出航する。
途中、筏は難破しユリシーズは記憶を失ったままアルキノス王の国に流れ着く。
ユリシーズは、ナウシカ王女に気に入られ二人は恋仲となるが、ユリシーズは記憶を取り戻したことで、ナウシカに別れを告げ、アルキノス王の協力を得て再びイタカ国を目指し出航する。

その頃、イタカ国ではユリシーズ王不在を狙い、反乱者たちがペネロペ女王や王子に嫌がらせを行っていた。またペネロペ女王の美貌に目を付けた他国の王からも再婚を求められていた。
イタカ国に戻ったユリシーズは、王宮に巣食い荒廃させている反乱者たちを強襲し皆殺しにし、王として再び君臨するのであった。
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