さすがに時代がかった65年前の作品。名作と
言うのは苦しいと正直思うが、敬意を払うには充分値する。
ホメロス叙事詩に何度か挑んでは1ページも読めずに敗退を繰り返している人間には論評する資格などあろうはずがない。
それでもダイジェスト版などでおおよそのストーリーは把握しているので、本作シナリオにもどうにかついていけた。
それにしても自分が生まれる前の製作と知れば感慨も深くなるというもの。
現代の一線級の映画と比較すると全てが古色蒼然。緻密とはとても言えず大味。イタリア後アフレコということもあり全てがゆるい。笑
しかし、当時は本作こそ一級の娯楽作品だったのだからなぁ・・と時の流れを噛みしめることになったのは悪い経験ではなかったと思う。
2.5の二つ星
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