東映実録ヤクザ映画一作目であり、日本ヤクザ映画の金字塔的作品。
"仁義なき戦い"。内容を知らずとも必ず誰もがテーマ曲を聞いています。テレビを観ているとほぼ毎日耳にするテーマ曲。実際作品を見てみると、その迫力とえげつない映像が脳裏に焼き付く…、そんな作品でしたね。
実際の広島ヤクザの実態を抉りだした小説を元に作られているため、リアリティがあるのではないでしょうか。裏切りや組織内の下剋上などと、昨今のヤクザ映画の原点です。今ではありきたり…と思う方もいるかも知れませんが、不思議と飲み込まれていく様な危険な魅力を放っているんです。だから飽きず、面白い。
渋くて懐かしい豪華俳優陣たちの演技も魅力。広島弁が頭に残りますね…。ついつい言ってしまいそうです。(笑)個人的には主人公の菅原文太さんが印象的。ヤクザの世界に足を踏み入れ、その巨大な波の中で葛藤する男はカッコ良い。
昔ながらの渋い"漢"な男性たちを見るだけでも、熱量が多くて見応えありますぜ…!