中田秀夫監督とぱるるによる、絶対に笑ってはいけない劇場霊。
監督と主演女優が過去のキャリアを捨て真剣に笑いを取りに行ってる姿勢が好印象です。
ぱるるさんのまばたきと心象表現を極限まで抑えた完璧な塩演技には、所詮AKBとナメてた自分をカチカチに凍らせる程の冷気を感じました。
中田監督のシュールなコメディ演出は一見すると伝わりにくく、本作をホラー映画と感違いされてる方が多いのが非常に残念です。
きちんとラストまで観て言ってるのか甚だ疑問ですね。
こんなのどっからどう見てもドタバタコメディなのに。
TSUTAYAに行くたびホラーコーナーからコメディに移動させてるのですが、一向に改善されません。
クライマックスでの、コントで言えば大オチのシーン。
『ちょうだい人形』に対する、ぱるるさんによる大塩ツッコミセリフ、
「ちょうだいちょうだいって！あげないんだからー！」
これで爆笑をかっさらい、その瞬間この映画の勝利を確信しました。
点数は、ぱるる推しなんでちょっと甘めの1.5点です。
