独裁者と小さな孫に投稿された感想・評価（★1.0 - 2.0）

評価まぁまぁ高いから気になってたけど、
ちょっと退屈そうかもと思って見てなかったやつ。政権崩壊した大統領と孫が暴徒を起こしてる国民から逃げ回る話。次から次に出来事が起こっていくので意外と退屈しなかっ…

支配する側とされる側。実際にお互い人間同士として対面するまで、同じ人間堂と気づかないほどのお互いの認識の格差。
お互いの"普通"が普通でなかったと気づく時、それは単に、同じ人間同士の醜い憎しみ合い。…

大統領の独裁政治に耐え兼ねた民衆が暴動を起こしクーデターへと発展。亡命し損ねた大統領は、幼い孫息子を連れ、変装して身分を隠しながら船の待つ海へとひたすら逃げる。その道中、様々な人々と出会い、自分の圧…

テーマはいいし、追われる独裁者側っていうのが新しく、出だし街の灯りから逃走までの流れの緊迫感もすごいし、期待して観ていた。

しかし、設定はいいのに映画としての表現があまり良くないというか、雑という…

クーデターにより大統領の身に迫る危機から緊迫の亡命。その直前に軍部に裏切られ、幼い孫を連れてひたすら逃亡する日々。

築き上げた地位と名声が一瞬で無くなる虚しさ、軍が好き放題やり始め不幸な目に遭う民…

期待しただけにすごくがっかりしてしまった。何もかも好みではなかった。最大に気になったのは映画の中の「間」の使い方で、例えば家に帰宅した元政治犯が妻と再会するシーンでは大人の沈黙の裏で赤ちゃんの泣き声…

幼な子が痛々しすぎる。
政権が崩壊しなくても傀儡として生きることになる。空っぽだ。
崩壊しても、取り返しのつかない傷を負うて生きる。軍楽に条件反射に行進してしまうシーンは怖すぎる。
独裁者の孫として…