わあ。すごい映画を観た。
わたしの語彙力というか表現力じゃ上手く言えない。。
どストレートな邦題の通り、独裁者と小さな孫の話。
てっきり心温まる話なのかと思ってました… うーーーーん、なんて言えばいいんだろう。
登場人物は結構いるんだけど、名前が明らかになる人がすっごく少なくて。だから余計どう言えばいいかわからない。
細かい説明も描写もないけど、きっと酷い独裁者だったんだろう。
でもそんな独裁者も小さな孫の前ではただのおじいちゃん。
ただただ孫を守ろうと一生懸命なおじいちゃん。
そして甘やかされて育った小さな孫は、まさに子供って感じでことある毎におじいちゃんに「なんで?それは何?」と聞く。
たまにイライラしてしまうくらい純粋無垢なんです。。
そんな二人のやり取りも上手く描かれてる。
元政治犯と出会ってからが特に好きです。
(公式サイトによると)愛に生きる政治犯の彼、切なかったなぁ…一連の流れは彼の顔がどアップで、表情とセリフだけで描かれるんだけどこれがまた演技上手くて。
あと最後に残った二人の政治犯ですよね。ヒートアップする民衆を必死に落ち着かせようとし、孫を守る。
あの一連のシーンが一番辛かった。。
誰が悪いのか。誰も悪くないのか。
一つ言えるのは、復讐は何も生まないということ。
わたしはハッキリしないラストが苦手なんですが、これはこういう終わり方で良かったと思います。
観るべき映画です!