「山守さん、弾はまだ残っとるがよぉ」
広能の哲学にしびれる。
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仁義なき世界において、ひたすらに仁義を通す広能の存在が光っている。
多くの血が流れるが、広能の放つ光が全体に規律を与え…
このレビューはネタバレを含みます
(別媒体から感想を転記)
2023/01/08
新文芸坐で『仁義なき戦い』シリーズ一気見大会。去年『仁義の墓場』を観たから手法は知っていたけれど、やっぱり荒々しい忙しい仰々しい。『ゴッドファーザー…
話の展開や人物の魅せ方がなんか軽くて、TVの時代劇風なテンポとやり過ぎ感のある演出に最後まで入り込めなかった。
山守の親分の余りにも軽いクズっぷりも現実味がないし、大好きな田中邦衛がただのクズ役と…
テーマ曲の「テレレ~」がキラーチューンすぎて人が死ぬたびに使うのはウケた。
冒頭から手持ちカメラの臨場感とか腕切りとかもろもろ、シーンの落ち着かなさがやばい。背景の人の数もエグい。一回落ち着いて!っ…
このレビューはネタバレを含みます
"おどれの胸に聞いてみたら分かろうが"
"山守さん 弾はまだ残っとるがよう"
菅原文太が余りにもカッコ良すぎて恐れ入った。
ヤクザの様式美なんてほぼ皆無で、裏切りだらけの忠誠心も恩義もクソも無い、…
今見ると血糊とかチープだけど、1973年ですよ。俺なんかバブバブの時代ですよ。
俳優陣も豪華で主役の菅原文太始め、梅宮辰夫や松方弘樹や田中邦衛など、殆どの方はもうお亡くなりになっていて。
国家権…
シリーズ1作目、初めて観たかも。今さら『南極物語』との共通項に色々気づいてしまって、あれはヤクザ映画からの流れだったんだと、一人で納得してしまった。(死亡日時の表示とか)
やっぱこの時代のシネスコ…
東映