ゆっぽ

サーカスのゆっぽのレビュー・感想・評価

サーカス(1928年製作の映画)
3.0
チャップリンの演技力と驚異的な身体能力をひたすら楽しめた。

命綱なし、しかも4匹のサルにしがみつかれながらという綱渡りの演技に、スタントや特撮を一切用いていないと知って愕然とした。
そのくせコミカルに楽しげな演技を見せるとは……チャップリン恐るべし。
その上、監督・脚本・演出・音楽・主演まで全てを担当してるんだもんなあ。才能ありすぎる。

ラブストーリーも織り込まれていて、これがなんとも切ない。
レックスとマーナを祝福するチャップリンの笑顔には、胸が締め付けられる思い。
本当に本当にマーナが好きだったんだろうな。変に気取ってない素直で直向きな愛情が……ううう。

1時間ちょっとの映画だが、完成度と充実度がそこらの映画とは段違いに感じた。
ゆっぽ

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