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レジェンド 狂気の美学のmfgのネタバレレビュー・内容・結末

レジェンド 狂気の美学(2015年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます


1960年代 ロンドン…

・クレイ兄弟について①:兄弟の絆は血のつながり深い/双子/街を支配するギャングの帝王/ギャング弟=凶暴で残忍非道な変わり者/ギャング兄=勇敢で戦いを恐れない男(語り手は兄のことを憎むほど愛していた)
・兄の警官に対する余裕綽々な態度(=挑発…?):車内で待機中の警官らにミルク多めの紅茶持参で朝の挨拶/→警官の車(=古いアングリア)を小馬鹿にしてみたり(“走り出しが重い”とか“狭くて窮屈そうな車がよくお似合いだよ”とか…)、“我々に構うな”との警官に“あんたらも俺のことよりレイプ魔や犯罪者を追いかけろ”“クソを我慢してないか?中で漏らすなよ”との侮辱的発言をしたり、寝坊助運転手宅へ向かう際に歩いて“案内”したりとか…絶妙にイラッとさせるポイントを踏まえてるよね…笑/→ギャング兄の道中での街の人々との触れ合いに“イーストエンドの連中は警察には口をつぐむがギャングにはおしゃべりだ”との警官の述べる現状が哀しい…

・→寝坊助運転手(=語り手兄)宅の玄関口にて(出迎えた寝坊助運転手妹(=語り手)との出会い)…:語り手の舐めていたレモン味のアメを“味見をしても?”とか言っちゃうナンパ男感(補足:兄はアメを噛む派(…シャリシャリが好き)→“待てばいいのに”との語り手に“待ってても何も手に入らない”…アメ玉一つに関してもその人の人生観が見えてしまう…)…そんなとこに恋しちゃう若くて純粋な乙女心が…/→語り手兄の寝坊を見逃すことを条件にしたデートのお誘いに、“いいわ 兄のためじゃないけど”と快諾しちゃう語り手…/→玄関口に出てきた厳格そうな母の前で“これ 返すよ”とアメを返すギャング兄→“ありがと”とそれを自分の口に含む語り手→険しい表情を浮かべる母に指をペロッと舐めって見せるギャング兄…ほんと挑発上手というか…

・語り部について…:秘書を目指して大学で速記法を学んでいる/語り部兄曰く繊細…初見での自身への態度からか“繊細?”と問い直す兄

・兄を追う刑事:尾行が下手ですぐ逃げられてしまう…銭形感…笑

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