しょうた

レジェンド 狂気の美学のしょうたのレビュー・感想・評価

レジェンド 狂気の美学(2015年製作の映画)
3.0
1960年代のロンドンを舞台に実在の双子ギャング、クレイ兄弟の栄光と破滅を描いてる。

今、飛ぶ鳥を落とす勢いあるトムハーディ主演とのことですごく期待していたのですが…思っていたのと違う事に戸惑ってしまい物語に入り込む事に時間がかかってしまいました。
軽快な音楽と共にヴィンテージ感溢れるロンドンの街並が映像に出てきた時胸を踊らせスピーディーに物語が進むけど深みがないのか希薄に感じてしまい作品に気持ちが入ってこない。
どことなくスコセッシ監督のグッドフェローズを意識してるのは感じるが中身がない。
鑑賞後面白かったと気持ちは残るが劇場出た後は印象に残らないファーストフード的な薄い仕上がり。
クレイ兄弟の生き方はなんとなく理解したけどサブタイトルの狂気美学的なものは感じない。
かなり期待したせいもあるかもしれないが映画のデキに残念。

それでも、この映画は劇場で観れて良かった。なんと言ってもトムハーディの演技が堪能出来た事に幸せを感じてしまいました。
双子ギャングを1人2役を確かな演技力で演じ分け観るものを圧倒させて映画に面白さを与えてる。
オンザハイウェイの1人演技、レヴェナントの狂気の演技、マッドマックスの男気の演技…トムハーディの演技がこの映画に集大していてるという印象を受けて感動しました。
そしてマドンナ役のエミリーブラウニング。ため息が出るほど美しい。こんな美しい女優とキスシーンできて羨ましい。

この映画は役者頼り。映画目的ではなくトムハーディ、エミリーブラウニング目的で鑑賞するなら楽しめる映画です。
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