けーな

2月の夏のけーなのレビュー・感想・評価

2月の夏(2013年製作の映画)
3.5
ダン・スティーブンス目当てで観た。「ダウントン・アビー」に出ていた年の翌年の作品なので、マシューと同じように、顔がふっくらしている。私は、今のシャープな顔つきの方が好きだけど、この頃は、癒し系で、優しい雰囲気。

この映画は、実在したアルフレッド・マニングスというイギリスの画家の話。と言っても、アルフレッドの妻のフローレンスを中心に描かれる。そして、ダン・スティーブンス演じるギルバートが主人公と言ってもいい。

脚本が良くないのかも。上手く描けば、とても切ない悲恋物として、胸を打つ作品になっていただろうと思うのに、心に響いて来なかった。フローレンスが、2人の男性の間で揺れる気持ちをもっと丁寧に描くべきだったと思う。いつの間にAJのことを好きになってたのか、分からないし。芸術家肌の怪しい魅力に、ついつい惹かれてしまったってことなんだろうけど、そこが全然描けていないから、呆れちゃうだけだった。しかも、2回も、毒薬に走るとは。

とにかく、ギルバートが、可哀想でならなかった。

コンウォールの景色は、とても素敵だった。
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