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ロッテルダム・ブリッツ ナチス電撃空爆作戦のtheocatsのレビュー・感想・評価

2.5
恋バナ成就の無理感はあるが史実認識の好機

恥ずかしながらオランダは民族的にドイツと近い関係にある為ナチスドイツと友好的と思い込み、まさか電撃空襲にさらされていたとは全然知らなかった。
その認識が得られたことには感謝。

映画自体はフィクション的ラブロマンスが主軸であり、この点に関しての共感はなし。
当時は家族の為心ならずむ結婚するドイツ女、ドイツ女と結婚することで保身を図ろうとするオランダ男という図式は珍しいものではなかったのかもしれない。

そこに割って入ったパン職人兼ボクサーのオランダ男は些か性急無思慮すぎという印象で、ラストにしたって彼が現れなければ仮面夫婦もあんな悲惨な結末にはならなかった可能性が高かっただろうから、その意味でも彼に対して好感を持つわけにはいかない。まぁ若さゆえの勢いは止められないものだろうし、私も野暮なことを言っているのは承知しているが・・・

2.5の二つ星
002012
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