このレビューはネタバレを含みます
とても微妙です。名作になりそこねた佳作というイメージです。
この話の軸になるのは姿が変わり続ける相手との向き合い方でしょう。
中盤、ヒロインは周りの言葉や姿が変わり続ける相手への不安等から病んでいってそれを見かねた主人公は別れを選びます。
そもそもこの別れについても言いたいことがあって、この2人の関係の亀裂には主人公が浮かれすぎててヒロインの事を全く考えずひとりよがりに浮き足立ってたことが根幹にあるのに、別れる時も相手に相談無しで一方的に別れを告げるだけ。こいつなんも分かってないなと呆れました。
その後ヒロインがヨリを戻す際の理由も姿が変わり続けることに対して向き合ったというよりは、『めちゃくちゃ好きだから会えなくなる方が辛い』的な感じです。
こんな雑に投げるなら姿が変わる設定いらなかったでしょと思います。
家具を売る職場のヒロインがイスって名前なの結構面白いなとは思いました。