Osamu

ビューティー・インサイドのOsamuのレビュー・感想・評価

ビューティー・インサイド(2015年製作の映画)
3.7
歳をとってくると、少しずつ出来ないことが増えてきます。

僕は、長いこと会っていない昔の友達の名前を思い出せなくなることがあります。これって結構恐怖なんですよ。

ここで思い出せなかったら、アイツとはもう二度と関われないかもしれないと追い込まれてしまうのです。

本編とは関係無い、そんな恐怖の念を思い出してしまった恋愛ファンタジーの感想です。

目覚めるたびに姿が変わる特異体質の男と、その男と恋に落ちた女の物語。

この物語を書いた人の想像力がスゴイって思いました。

特異体質の設定自体ではなくて、そういう人が恋愛した時にどうなるかってところです。

でも、恋愛自体が想像力なんですかね。おじさんにはもう関係の無いことよと、途中から頭の中の三分の一くらいがシラけていましたが、最後には、20年以上連れ添ったアイツに対しても想像力が必要なんだろうなと納得してしまいました。

ヒロインの女優さん、可愛らしいです。相手の男優さんは誰だったっけ?ああ、そうか目覚めるたびに変わるからいろんなひとが演ってるんでした。どんな顔の人たちが演っていたか思い出せない、、、。ああ、こういうのが恐怖。

恋愛もの、韓国映画、これまであんまり興味が湧かなかったジャンルです。今年は少しだけ、そういうヤツにもトライしようかと。

ホセ・ラミレスのギターの音色が美しかったです。
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