このレビューはネタバレを含みます
設定だけの見掛け倒しでなく、ストーリーも映像もきれいで楽しめた。
ラストのプロポーズの場面、今までの姿に変わっていく演出が特に好きだった。
イスは僕の姿が変わるおかげで世界で一番たくさんの人に愛される女になる。
素敵な一文だなぁと思っていたのだが、その想いがイスへの一方的な重しになってしまっていたり、ファンタジーの中にリアルな感情が織り交ぜられていてそこの線引きが少し難しい。
人の変化はなかなか気がつくことができないという怖さと、心と心を通じあわせる難しさなど、綺麗なラブストーリーなだけでなくそういう部分も感じとれる映画であった。