鍋レモン

ビューティー・インサイドの鍋レモンのレビュー・感想・評価

ビューティー・インサイド(2015年製作の映画)
4.2
⚪概要とあらすじ
『監視者たち』などのハン・ヒョジュや、日本から『のだめカンタービレ』シリーズなどの上野樹里らが出演したラブストーリー。

ウジンは18歳を境に、目覚めると年齢や性別や国籍を問わず、それまでとは全然違う外見に変化する奇妙な運命を背負うことに。一人の人物としてのルックスが定まらない彼は、インターネットを駆使して家具デザイナーとして働いていた。ある日、ウジンは家具店で働くイス(ハン・ヒョジュ)を見初め、毎日一見客のフリをしてその店に通い詰めるが……。

⚪キャッチコピーとセリフ
“見た目と中身本当に大切なのは…”

「愛は すべてを解決するけれど 愛のせいで壊れることもある」

⚪感想
ラブストーリー作品。

韓国のファンタジー作品は独自の美しさと落ち着きがあってめちゃくちゃ好き。

主人公は目覚める度に年齢や性別、国籍を問わず外見が変わってしまうという設定。普通ならチープになりがちだし、コメディーにしちゃうと思うのにラブストーリーにしちゃうの凄い。

ハン・ヒョジュ。
美しさと透明感。そこに居るだけで周囲の悪いものを浄化してくれそう。綺麗だし可愛い。
『ただ君だけ』の目の不自由なヒロイン役も良かったけど今作の役柄も好き。

パク・ソジュン、イ・ドンウク、上野樹里、イ・ヒョヌ、パク・シネと豪華。

上野樹里さんの空気感に飲み込まれた。
淡々としつつ冷たさの中に温かさのあるセリフと表情。

愛は外見が中身か。

顔が覚えられない女性と顔が変わってしまう男性のラブストーリーとどこかで見て、その知識で観ていたからややごちゃごちゃした。女性は別に顔が覚えられない設定ではないので注意。
また時間が経ってゆっくり観直したい。




⚪以下ネタバレ



自分がイスの立場ならパク・ソジュンには完全について行くけど真実を知って一緒にいられるかと言ったらまた違うよなと。周囲から見れば男を誑かしている女になってしまうし、本当のことを伝えて理解できるかかは微妙だし、黙っているなら周囲に紹介することができない。
突拍子もないけど、全世界にウジンのことを話してお金を稼ぎみんな知ってもらえば困難ないなと自己完結した。

それにしてもパク・ソジュンにナンパされ、イ・ヒョヌと手を繋ぎ、イ・ドンウクにプロポーズされる世界線最高すぎる。

姿が変わるから慣れるまでには一日という時間は短すぎ、顔を記憶に残すことも難しいっていうのが理解できるし切なくなった。
時には凄いブサイクとかおっさん、おばちゃんだって有り得るわけだし。

外見より中身とはいえ、人間って中身って全く変わってないとは言えないから難しいなって思ってしまった。

個人的に割と外見以外を好きになってズブズブハマっていくタイプなので、そうなると最初見た時の外見に比べハマっている時に見た外見はよりかっこよく感じてしまうから、私は意外と大丈夫かもしれないと思ったり。中身が好きだとフィルターかかって顔もかっこよく見える。

エンディング後もストーリー有。
ウジンの母親とウジンの父がよりを戻す展開。ウジンと同じように父も外見が変わってしまうとのこと。
最後ウジンの父がウジンの母親とお似合いな見た目だったから外見が変わってしまう感なくて残念だなって思ったけど、逆にそのタイミングを待って会いに来たと考えることもできるかも。

⚪以下あらすじ(Wikipediaから引用)
これは、ウジンとイス(ハン・ヒョジュ)という29歳の男女の愛の物語だ。

性別・年齢・人種に関係なく毎日違う容姿で朝を迎える男、ウジン。

平凡になれないその特別な事情ゆえに、彼は一般社会に溶け込んで生きていくことはできない。だから、一人で家具をデザインして、孤立したまま生きている。

そんなある日、彼に自身の秘密を伝えたい人ができる。

ウジンはイスにその秘密を話し、本心を告白して2人は愛を紡ぐが、容赦ない周囲の視線によってイスは混乱し、2つの愛は峠を迎えることになる。

⚪鑑賞
GYAO!で鑑賞(字幕)。
鍋レモン

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