きりま

ビューティー・インサイドのきりまのネタバレレビュー・内容・結末

ビューティー・インサイド(2015年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

ビューティーインサイド

序盤から設定の応酬。それを受け入れるのに、たくさんのコメディ要素が組み込まれていて前半はクスクスしながら観れた。概してラブロマンス。でもSFの軸。
テーマとしては、「恋愛は外見なのか」。毎日外見が変わるキム・ウジン。男にも女にも老人にも子どもにも。親友と母しか明かしていなかったその本性だが、どうしようもないくらい憧れてしまうイスが現れる。
自分がどんなに惚れても、相手に好きになってもらうのは簡単じゃない。毎日容姿が変わる恋人に、慣れるのも簡単じゃない。
ハッピーなフェーズと苦しいフェーズのバランスもちょうど良く、ずっと入り込みながら観ることができた。
「転」の場面では、毎日違う顔で馴れ馴れしく愛を表現してくるウジンにイスがついていけなくなる。でもウジンの内側を愛していたということを再確認したイスが逆プロポーズする形でフィナーレ。何もかも日本人や韓国人の常識を覆す展開。引き込まれた!
「今日はここまで」ウジン
★★★★★2015
きりま

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