Mariko

ビューティー・インサイドのMarikoのレビュー・感想・評価

ビューティー・インサイド(2015年製作の映画)
4.0
突拍子もない設定の割に、案外それをすんなり受け入れて観てた。だいたい、あり得ない設定をスッと受け入れられる体質じゃなかったら、MARVELなんて見られないしね笑。

すぐに受け入れてた証拠に、序盤で幼なじみのサンベクが、ウジンから秘密を打ち明けられて最初は怪訝な表情してたのが、ある時点から「すっかり理解した上で」ゲラゲラ笑い出したのを見た時に、よかったねえいい友達がいて...ってうるうるしちゃってた。

内容全然知らないで、ジャケットの印象からもっとチャラチャラした話かと思ってたんだけど、そのトンデモ設定以外の部分がとてもきちんと描かれていたのでラブストーリー苦手な私が最後まで納得して観られたという。「毎日違う男に手出してる」が韓国の若い美男子だけじゃなくて、国籍不明の歳上のおじさまと手つないで歩いてた、とか「彼女」と一緒だった、みたいな噂がないのはどうなのよとか細かいことはいろいろあったけど(この歳上のおじさまに草刈正雄さんとか採用して欲しかった)。
そもそもムービングですっかりハン・ヒョジュ贔屓になって、他の作品も観てみたいと思って観てみたので、この素晴らしすぎるハン・ヒョジュだったから、っていうのは多分にあるとは思うけれど。

ただ、ポスクレは蛇足かな。そこを強調するなら、もう少し作中でお父さんについて触れておいといてくれないと、何が主題なのかよくわからなくなる。
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