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ビューティー・インサイドのmireiitoのレビュー・感想・評価

ビューティー・インサイド(2015年製作の映画)
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『ビューティーインサイド』
2015年
監督 ペク
主女優 ハン・ヒョジュ

この映画をとったのはCM界で有名なペク・ジョンヨル監督。
この『ビューティーインサイド』で初監督だった。1990年からCMを取り始め、映画『オールド・ボーイ』や『スノーピアサー』などのタイトルデザインにも参加し、下着やメガネなども自分でデザインして作る多彩な人物だった。
この『ビューティーインサイド』は東芝とインテルのコーポレーション・ソーシャル・フィルムの「The Beauty Inside」(2012年)をもとにしている作品だった。毎朝起きると年齢、身長、人種まで変わる男性と恋をした女性の話。その主演男性の役を123人で演じ、うち21人が重要なシーンを撮る。こんなに斬新でおもしろいお話ははじめてだった。
123人と恋をするヒロイン役の女性は、感情を入れる演技をしながらも全員に愛する人に対しての演技をした。これについて監督が褒めていた。「恋愛映画で感情を共有すべき相手役が変わり続けたことで撮影が行われる間、ハン・ジョシュがずっと1人だった。53回の撮影によく耐えて、たくさんのウジンを相手にしながらもよく感情を維持してくれたありがたいと思う」と。
たしかにすごいと思った。ただの役作りより難しいと思った。
ペク監督はハン・ヒョジュのことを本当に賞賛していた。彼女は現場でもセリフなどアイデアを直接提案したりしていた。ヒロインが悩みを打ち明けるシーンでは台本を参考に、全部彼女が自分で書いたらしい。その話を聞いてハン・ヒョジュがどんな覚悟で映画撮影に臨んだか、考えることができた。強い女性だと思った。
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