ナタリー・グランジェ(女の館)に投稿された感想・評価 - 2ページ目

『ナタリー・グランジェ(女の館)』に投稿された感想・評価

tko

tkoの感想・評価

3.8
Rec.
❶19.07.26,アテネ・フランセ文化センター(英語字幕)/マルグリット・デュラス特集
アテネのフィルム行方不明事件、デジタル上映での致命的な音声トラブル、2重の難を経てもやはり素晴らしい。上映ある度にいつでもみに行きます。

外界から隔絶された家。外では暴力事件、中でも同じ。どちらも若年層によるもの。誰もいない部屋。ピアノの旋律。無表情のジャンヌ・モローとルチア・ボゼー。2人の前でどこまでも間抜けなセールスマンを演じるジ…

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sonozy

sonozyの感想・評価

4.0

『愛人/ラマン』の原作者程度の知識しかないマルグリット・デュラスさん、映画監督もやってたんですね。
(アテネ・フランセ文化センターで7/25〜特集上映のようです)
という事で、ネットで探して見てみま…

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この作品についてとっくに言及していた気がしたけど実は全然だったから、唐突にかつ記憶頼りにではあるけど記してみたい。

この作品までは体裁としてドラマ的な構成を取っていたデュラスではあるけど、静けさに…

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ムチコ

ムチコの感想・評価

4.0
うとうとしたけど素晴らしかった。
時間が止まったみたいな屋敷と庭、動かない女たち、外から訪れるだけの男。ピアノと猫。
masaakib

masaakibの感想・評価

4.5
ルチア・ボゼーとジャンヌ・モローが若いジェラール・ドパルデューにひたすらノンを突きつけるシーンが大好きで。

恐らくプリントの状態はあまり芳しくなかろうと想像していてまさにその通りだったので苦笑するしかなかったが(字幕も半ば薄く飛んでいていてえらく読みにくい…)、にも関わらずデュラスは何と魔術的な時空間を現…

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冒頭の画と音の不整合に嵌まったら最後、館のとりこに。モローとボゼーが何気なくカウチに並列した威圧感だけでドパルデューを持ちだすまでもなく圧倒する女たちの非現実感と館の確固たる重力ある存在感のはざまに…

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秋日和

秋日和の感想・評価

3.5

ジャンヌ・モローの吸う煙草の灰がじりじりと伸びていく様は、ジェラール・ドパルデューがどれ程の時間をその場所で過ごしたのかを気づかせてくれる、時計のようなものだった。
ナタリーと名付けられた少女が乳母…

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