Solo1968

はじまりへの旅のSolo1968のネタバレレビュー・内容・結末

はじまりへの旅(2016年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

これは、もう一度しっかり見直さないと。
これもまた例に漏れず、内容紹介レヴューからは想像もつかない心に沢山の問いかけを投げつけてくる作品だった。
パッと見のジャケットからは、コメディーもの?とすら捉えられるが、コメディーではなく、ひとの価値観 信仰 教育 など、日頃の生活では改めて考えることの少ない僕には 自分の答えも無いけれど 心洗われる素敵な映画に出会えた。


ストーリーにおいて
かなり重要となる家族の母親が病になり、闘病生活に入るまでの時間軸、子供たちがいつから森の中での生活をする事になっていったのかが、ぼーっと観ていてわからなかったので、もう一度観た際にそこを抑えつつ 父親の心境の変化を中心に見た初見から、今度は子供達、、特に長男の生活環境の変化の時期に感じるであろう気持ちなどを想像してみると、後半の父親との二人の会話もきっと深みを増すと思う。

母さんの好きだった歌

が、まさかのガンズ??!
てっきり、アメリカやカナダ?などの英語圏の民謡なのかと思ってたら途中からスウィートチャイルドオーマイン♫に気付き、、
彼らにもそれを歌って聴かせてたり、一緒に演奏していた時もあったのかなぁ?と想像するとそれも切なくもありとても美しいなぁと。

見慣れない俳優さんだけど、見たことあるような、??
と鑑賞後に調べたら、何とまあ、、随分と髭で印象が変わるものだなぁと、驚き。

光が印象的に映し出されるシーン  と対照的に夜、闇 夜景のシーン
どちらもその光量で心情をも代弁しているようにも捉えられた。

スティーブと名付けられたまるで、バス?位のサイズの車が走る風景、引きでスティーブを写すシーンは勿論の事、後半の家族の作戦決行からの風景は屋外屋内問わず、全て優しく、とても清らかな気持ちにさせてくれた。

二度でなく、何度も見直したくなる素敵な作品だった
Solo1968

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